君と過ごした日々




「…窓からはなれるか?」


智士が優しく声をかけてきたけど、今のうちにはそれに答える余裕もない。


すると、

「ほら、行くぞ。」


智士に腕を掴まれて立たされた。


「ど、どこ行くの?」


「佐光のとこ行ってお前だけでも帰らせてもらう。」

そういうと、職員室の方向に足を進め始めた。


「い、いいよ!!うちなら大丈夫だか、」


バーンッ


「…っ…」


「はぁ…。ほら、ダメだろ?だから帰れ。」


「でも、うちも一緒にサボったんだから一緒に怒られないと…」


「バーカ、何で俺が一人で怒られなきゃいけねぇんだよ。お前も一緒に怒られるに決まってんだろ?」


「じゃあ、」


「二人っきりでいるより周りに大人がいっぱいいた方が安心できるだろ?」


「…ありがとう」


うちのことを考えての行動だと知って、すごく嬉しかった。

でも、今のうちにはあまり喜んでいる時間はない。


バーンッ


「…っ…!!」


「…怖かったら俺に掴まっとけばいいだろうが。」


「あ、うん…」


智士に掴まって歩くのは歩きにくかったけど、でも雷の恐怖は大分和らいで、職員室につく頃には少しだけだけど恐怖が収まっていた。