君と過ごした日々





{智士side}



ほ?ここどこだ?


「綾…っていねぇし!?どこで迷ってんだよあのバカ!!」


あ、迷ってんのは俺か。


っていうか、追いかけてきたんだろうけど追い付けなかったんだろうなー。

いや、俺って足が早すぎるからさ!!本当、罪な男だよなー!!



…うん、俺の事は俺が一番わかってるんだ。誰に説明してるんだ?

俺はまずここがどこかを判断しなきゃいけねぇんだよな。


「えっとー…、俺らの教室が三階の一番端でー、東階段を二回降りたから、ここは一階だろー。

綾とさっき話してたのが家庭科室前で…って、あれ?家庭科室って二階じゃなかったっけ?じゃあまた階段を上がった?

…いや、待てよ。つーかここどこ?案内的なの無いの?」


「そこで何してる!!」


ビクッ


この声は…


「ゲッ…。」


やっぱり!!生活指導の岩下だ!!

アイツむやみやたらに暴力奮うから嫌いなんだよ!!


「そうとわかれば…逃げるのみだ!!」


俺が逃げることを予想していなかったのか、岩下は結局追いかけてこなかった。