だがやっぱり智士は侮れない。
「…図書室ってどこ?」
「………」
「………」
「…あの、ごめん。よく聞こえなかったんだけど…。
何て言った?」
「図書室ってどこ?」
バシンッ
「場所知らねぇのに提案したのか、このバカ!!」
うちの脳天平手打ちが予想以上に痛かったのか、智士が踞ってしまった。
「だ、だって俺、図書室いく必要ねぇーもん!!」
次に顔をあげた智士は涙目で、しかも下から見上げているので上目遣いになっている。
か、かわいい…。
「べ、別にうちがどこか知ってるからいいけどさ!!」
それ以上直視してると気持ち悪くなりそうで慌てて目をそらした。



