ってことで、
「却下♪」
うちは吹奏楽部でのんびりマイペースにやっていきたいしー
「お前は一人で格闘技部でも造っとけ!!」
「ん?さっちゃん、何か言った?」
「…何でもねぇです。」
相変わらず面倒くさい発言ばかりする。
だから大半は脅して黙らせてるんだけどね♪
「あ、でもそれはうちも賛成だよ!!」
と、隣からいきなり声を掛けてきたのは春香で。
って、おい!!
「何賛成してんの!?駄目でしょ!!アウトでしょ!!ってか他に部員誰が入るの、それ!?」
「「成宮拓海」」
あららー、ご丁寧に二人ともハモっちゃってー。
ふと、視線を感じて教室を見回してみると、彼がこちらを凝視していた。
噂をすればなんとやら、てか。
恐らくこちらの話が聞こえて振り返ったのだろうな、等と憶測に思いを馳せていたら、彼がこちらに近付いてきた。
…気まずいぞ。
「…俺がどうかした?」
この冷たい言い方が苦手なんだよ。人を見下したような目が苦手なんだよ。
一部の女子には、一匹狼でカッコいい、とか、ミステリアスでカッコいい、とか、あのドS様に苛められたい、とか。相当人気があるようだ。



