「なんだお前ら?
付き合ってたのか?」
後ろからの聞きなれた声に冷や汗が垂れる。
ギギギギッと機械的な音がなりそうなほど首を固く後ろへ向けてみる。
「佐光ちゃん…」
「おい、この前まで“佐光さん”だったろうが。
なにちょっと親しみ込めて“ちゃん”付けでよんでんだよ。
そんで一応先生なんだから“先生”ってつけろ。」
「…佐光ちゃん先生。」
「…はぁ…。」
…ため息つかれた。
なんでッ!?ちゃんと“先生”ってつけたじゃん!!
「そういう問題じゃないだろッ!?」
…智士に突っ込まれた。
「一生の恥ッ!!そしてこの世の終わりだッ!!」
うちがそう叫ぶと、
「「「…はぁ?」」」
…いっぱい疑問符を並べられた。
「はぁ…。綾ってホント何言い出すかわかんないわね…。」
いやいや、春香さん。予測された言葉しか紡ぎ出さない方が気持ち悪いでしょうが。
「頭いいのにな…。少し残念だ。」
佐光さん?頭よくないし残念って酷くないかい?私はこれでも一生懸命生きているのに!!
「………きもっ。」
「安心したまえ、智士君。
君の方が十二分にキモいぞ。」
「え、ちょ、なんで俺の時だけ口に出して反論すんの!?
しかもトゲ加減が全然違ぇ!!」



