「あ、師匠。約束通り、ユェとシェラの事……」
「無用だ。シェラ様に先ほど直接伺った。苦労なされているのだな」


互いに背を向け、肉の焼き加減を見ながら火にあたるロイドと、刀を鞘に納め、刀を抱く形で胡座をかくノブナガ。

表情には明るさだけが抜け、面持ちこそ違うものの思うところがあるのだろう。

そこから二人はミシティア達が戻るまで口を開かなかった。


「ぶえっきし!」