『そういえば・・、もう1ヶ月やんな?』



澪が口を開いた

調度この日、本来なら
二人でデートのはずだったけれど
あたしが前日から風邪をひいてしまい、
それを心配した澪がわざわざ
電話を掛けてくれたのだ。


「うん、そうだよー」


覚えてくれてる、
そう思えば思うほど
嬉しくて嬉しくて仕方無くて
つい頬が緩んでしまう。


『9月3日が記念日かあ・・
・・・俺の誕生日やん(笑)』




そう、記念日である9月3日は
同時に澪の誕生日でもある
だからあたしは何か用意をしようと
コツコツと計画を練っていた