―翔太君は、望の一番大切な人なんだよ。― お母さんの言葉が頭から離れなかった。 翔太が私の… 嘘…だって翔太そんな事言ってなかった。 もしかして、私に気を使って?? だとしたら、翔太を傷付けてた…?? …思い出せないよ… 忘れちゃダメだ…… 何で忘れちゃったんだろ… 私の中には、翔太との思い出が残ってない… どうして…? 翔太…ごめんね。