そして俺に近づきながら言った。 「レナはまだ...和季がスキだぉ…」 そんなこと。 ずっと前から知ってる。 遊びで付き合ってたのは 俺の方だけだったから。 「レナ、未練タラタラなんだょ」 「俺は歌波が好きなんだ。」 その瞬間、 俺に近づいていたレナの足が 魔法がかかったようにピタッと止まった。