名雲歌波、17歳の高2。 あたしは明日、 転入生として新しい春を迎える。 始業式はもう終わってしまったみたいだし、 あたしは中途半端な時期に あの高校に入るんだ。 「制服...どこだっけ」 午後10時、 あたしはベッドから起き上がって 明日の用意をしようと 制服を探した。 「お母さーん!制服どこー?!」 2階にあるあたしの部屋から お母さんを呼んだら、 階段を駆け上る音が聞こえて、 あたしの部屋をノックもせずに入ってきた。