「で、本題に入るんだけど。」


「あんた、二股かけてるんだって?」



「はっ?何それ。」


「しらばっくれんなよ。こっちはもう
調べついてんだよ。


涼くんのこと、騙してるらしいじゃん?


よくそんなこと出来んな。
ふざけんなよ。
あの時、涼くんどれだけ
傷付いたと思ってんだよ。

お前が振り回していいような
相手じゃねぇんだよ。

涼くんの痛み、
お前にもわからして
やるよっ‼」



「集団で1人を襲って
6対1とか聞いたことないよ。



醜くないんかね。


ってかいったいなぁ。」


あれから1時間がたった。

しばらく殴ったり蹴られたり。


「ったく、涼と絡むと
全然いいことない。」



「いたっ!美穂、大丈夫?」


「りっちゃん、遅いよー。」

「美穂ー。ゴメンねっ。
探しても見つからないし
わかんないから、
聞こうとしたんだけど
しらばっくれられちゃって。」