君の笑顔を照らした花火

「わーい、俺が一番!」



真佐志の声が聞こえて、僕は美雪から視線をそらして、真佐志達の方を向いた。

真佐志がローソクの火に、自分が持っていた花火を近付けていた。



シャー――

すぐに花火に火が点き、キレイな金色の光が辺りを照らした。



ビクン

僕と繋いでいた美雪の手が、激しく動いて、驚いて美雪を見た。



えっ?

「美雪? どうした? 大丈夫?」



美雪はみんなの方に背を向けて、カタカタと震えていた。

口がパクパクと動いて、言葉にならない言葉を伝えようとしている。