「俊!!
どうした!!
俊!!」
僕の頬に衝撃が走り、僕は目を覚ました。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ…
夢か……
よかった…」
僕は汗でべとべとの髪を掻き上げた。
まだ呼吸が落ち着かない…
何だったんだよ今の…
本当に夢か?
僕は暗い中、理沙ちゃんを探した。
理沙ちゃんは心配そうに僕を見ていた。
よかった…
本当によかった…
パチッ!
部屋の照明が一気に点き、視界がホワイトアウトする。
「何があった!
奴か!?」
どうやら警備員みたいだ。
「うなされていただけだ。
とりあえず照明を落とせ!!」
水城の声が飛び、再度パチッという音と共に辺りは闇に包まれた。
警備員は、また出ていってしまった。
「大丈夫か?」
水城の声が静かに僕の耳に届く。
僕は軽く頷くと、寝袋から抜け出し、バリケードを越えた。
「シャワー借りてくる…
起こしてごめん…」
僕は一人になりたかった。
とりあえず、頭を冷やさないと…
僕は部屋を出た。

