「集結しましょう、か…
どうするんだ?
移動すんのか?」
水城が岩本隊長を見る。
こんなに大々的に呼び掛けたんだ。
きっと殺戮ロボットも集まるはず。
危険かもしれない…
でも、人数が揃えば危険も緩和されないかな?
一ヶ所に集まることで、対策もしやすくなるのは確かだ。
問題は、対策の規模。
国がどこまでできるかだ…
例えば、移動手段にしてもそうだ。
個人で別々に移動するか、集団で公共交通機関を使って移動するか…
「今はまだ移動せん!
明日には侑弥と坊主頭が帰ってくる。
移動するなら全員一緒じゃ!!」
岩本隊長の言う事はもっともだ。
二人を見捨ててはいけない…
「僕らは行かせてもらいますよ!
わけの分からない二人を待って、ここが襲撃されたらどうするんですか!?
僕らはあの2人とはまったく関係ないんですから…」
サラリーマン風の男性たちが立ち上がった。
中年夫婦と中学生も一緒だ。
どうすんだよ隊長…
全員の眼が岩本隊長に向く。
「わしに止める権利はない…
集合場所は東京タワー周辺らしいけぇ、行きたければ行きゃぁえぇ…
じゃが…
わしは待つ。」
岩本隊長は、静かに答えた。

