でも、この気持ちは伝えれない。
理沙ちゃんは水城の妹だから…
手を出しちゃいけない人なんだ…
今のこの関係を崩すかもしれないから。
今はまだ…
胸の奥にしまっておこう…
そして、時が来たら…
「大丈夫ですか?」
うわっ!!!
僕の目の前には理沙ちゃんがいた。
近い!!
そのせいか、心臓がバクバクと暴れだし始める。
意識するな!
ばれたらどうする!!
僕はとりあえず理沙ちゃんから顔を遠ざけた。
「ごめん!
ちょとボーッとしてた!」
若干声が高かった気もするけど、大丈夫かな?
「お二人さん!
食べながらでえぇけぇこれ見るか?
God GAMEに関する番組をしとるで!」
岩本隊長が、ポータブルテレビを掲げている。
とりあえず今は気を反らさないとね。
「見ます!」
僕は、食べかけだったハンバーガーとポテトをたいらげ、ジュースを持ってポータブルテレビの前へ行った。
テレビは全部で2機あるため、一つは中年夫婦やサラリーマンのグループへ、もう一つは、岩本隊長が持っている。
僕らは、5人で小さいテレビの前に集まった。

