「汚ねーから給食に触んなよ」
「あ!今指が触った」
「俺食べない!」
「俺も」
「俺も!」
「あたしもー(笑)」
「そんなことで泣くんじゃねーよ」
「泣くなブタ」
「死ね!(笑)」


朝、学校に行くとき吐気がするようになった。
汗がドッと出て、手が震えて
ひとの目が迫ってくる。
給食も食べることが出来なくなった。



その日は文化祭だった。
帰ったら漫画家になるために投稿した
漫画の結果が帰ってくる!
あたしは期待していた。
こんな苦しい目にあって神様が見捨てるはずがない!



雑誌をめくる。



―――落選。


「るな子」
制服が脱がされる。
下着の上から触られる。
荒い息づかい。
ペニスを口の中にいれられる。
あたしは上の空だった。


―――神様は見捨てたんだ。


あたしって何だろう。
学校ではイジメられて
家ではお父さんの玩具で
漫画は落選して
あたしって何だろう
なんなんだろう…。