「やだ、やだよ」
1番古い記憶は浴槽の中。
父がペニスをあたしの太股に擦り付ける。
あたしは何歳だっただろう、まだ5歳くらいだった気がする。
父は入浴時、決まって性器を触ってきた。
気持ち悪い、でもどうして気持ち悪いのかわからない。
そのままずるずると関係はすすみ
あたしは中学1年生になった。

「キモイ」
「デブ」
「学校来るな」
「死ねよ」


毎日浴びせられる中傷罵声。
あたしはイジメにあっていた。
友達なんて一人も居なかった。
別に…いらなかった。