ブルー

空は、こっちに勢いよく振り向いて、


「和菜…泣かんで。何で泣くん?」

悲しい顔をして、やっぱり優しく聞いてくれた。


あたしは、驚いて涙なんて止まってしまって、

頬をごしごしとハンカで拭いてから、


「何でもない」

って、笑顔で言った。


もう空を困らせないの。

そう決めたんだから。