ブルー

「あのさ…」


気まずそうに、

本当に気まずそうに、空が話しだす。


あたしとは真反対にある、ベンチの手すりあたりをじっと見て、ひざにある手を忙しなく動かしてる。

空の癖なんて、分かってるんだよ?



「和菜が悩んどうこと、知っとった」


「え?」


やっぱり?

花音の言ってた通りなんだ…。


恥ずかしいな…もう。


「でも、何が原因かも分からんし…聞いていいのかも分からんし…」



眉を歪ませ、困った顔をする空は、やっぱり…綺麗で、見惚れてしまう。