ご飯を食べ終えて風呂入り 歯磨きをして優を寝かし付けてから、 自分のベッドに飛び込んだ。 「―――はぁ」 見慣れている天井を 見つめながら一息つく。 「あの人はなんだっだんだろう…」 そう呟き目を閉じた。すると ――――コンコン と、ドアが外側から叩かれた。 はい、と返事をしながら 重たい身体を、ゆっくり起こす。 「――おねえちゃん。」 と呼ばれて ドアをゆっくり開けると そこにはさっき寝かし付けた はずの優が小さな手で 枕を持ちながら立っていた。