バーさん:この体制を見てわからんかいっ!!この桃を運んでギックリ腰になったんじゃ。あ、そうそう。この桃はの、川から流れてきて、んで、周りに誰もおらんかったでの・・・パクッてきた(ずびーん!!)
ジーさん:そりゃ、ついとったのう・・・わしとバーさんで半分ずつで食べても何日かかるやら・・・
バーさん:ジーさんや。半分ずつ!?こりゃ、あたしが見つけてきたでの。あたしが8割りでジーさんが2割に決まっておろう
ジーさん:あんた、どんだけ食い意地はってんだァーっ!!
バーさん:それじゃ、切るでの。よいしょっと・・・
ジーさん:あんた・・・普通に立っとるが、ギックリ腰はどうしたんじゃ
バーさん:そんなもん、今から桃を食べるとなると治ったわい
ジーさん:そんなすぐに治るかァーっ!!

かくして、二人は桃を切ったのであった。すると、不思議なことに桃の中から小さな男の子が出てきた。そして、その頭からは・・・

血が流血していた(がび〜ん!!)

バーさん:おったまげぇじゃぁ・・・こんな小さな男の子が桃の中から・・・しかも頭を怪我しておる
ジーさん:そりゃ、あんたが包丁で切ったんじゃろが
バーさん:しかし、かわいいのう・・・あたしらには、子供ができなかったからの。かわいい顔が血でピンクに染められ、まるで桃のようじゃ・・・そうじゃっ!!この子の名前は桃太郎にしようっ!!
ジーさん:・・・

かくして、桃太郎はジーさんとバーさんに大事に大事に育てられた。
※育てる過程は、話の長くなるので省略します。