「……寒くないか?」
「…寒いよ……」
そう言った果歩にクスクスと笑ってしまった。
今は12月の末。
さすがにエアコンは効いていえども、上半身裸にされたらたまったもんじゃないと思う。
「風邪、酷くなったらどうするの?」
「そうしたら全部俺のせいにして怒っていいよ」
無責任に首筋に顔を埋めた俺に、果歩がビクッとしながらぽつりと言った。
「医者、失格……」
「だな」
「陽生のせいで全然体調管理ができないよ」
「……そうか、それは困ったな」
「試験がダメになったらどうしてくれるの?」
「そうだな…。そしたらいつでも俺のところにおいで。すぐにでも一緒になろうか?」
「また、そういうこと言う……」



