☆★☆(SS完結)


「……寒くないか?」


「…寒いよ……」



そう言った果歩にクスクスと笑ってしまった。


今は12月の末。


さすがにエアコンは効いていえども、上半身裸にされたらたまったもんじゃないと思う。



「風邪、酷くなったらどうするの?」


「そうしたら全部俺のせいにして怒っていいよ」



無責任に首筋に顔を埋めた俺に、果歩がビクッとしながらぽつりと言った。



「医者、失格……」


「だな」


「陽生のせいで全然体調管理ができないよ」


「……そうか、それは困ったな」


「試験がダメになったらどうしてくれるの?」


「そうだな…。そしたらいつでも俺のところにおいで。すぐにでも一緒になろうか?」


「また、そういうこと言う……」