☆★☆(SS完結)


しーんと静まる中、果歩の悲しげな泣き声だけが聞こえてくる。


両手で顔を覆い、さっき以上に涙をこぼす果歩がやけに小さく見えて…




やばい。


可愛い…。


めちゃくちゃ可愛い。


そんな姿に思わず愛しさが込み上げる。


不謹慎、という言葉を通り越して一気にドキドキが増していく。




「…泣く、なよ……」



たまらずその姿を抱きしめたけど、俺の心は嬉しさ絶頂。


言葉とは裏腹に顔がにやけてしょうがなかった。



「もっと…対等が、いい」


「ああ」


「それって、迷惑?」


「いや…」



ぎゅうっと力いっぱい抱きしめると、嬉しくてどうにかなりそうだった。