「……果歩?」
「だって、いつも子供扱いしかしてくれないじゃない」
「そう、か?」
「そうだよ。一言目には俺に言え。何かあれば俺に報告しろ。とかまるで子供に言い聞かせるセリフみたい」
思わず目を見開く。
今までのことを思い出しているのか、複雑そうに顔をしかめる果歩はやっぱりどこか涙を堪えてるようで
「仕舞いには欲しい物があればなんでも言え……とか、そう言うのってなんだか……」
ああ。そうか。
そこまで言いかけられて、やっと果歩の伝えたいことが分かった気がした。
そうか。
つまりそれは昼間静香に忠告されたことそのもで
果歩が俺に対して大嫌いと言った根源だとようやく気づかされる。



