「俺にとってお前はなにより大事な女だよ」
真っ直ぐ見つめ返して微笑んだ。
あえて大人とか子供にはふれず、「大事な女」と言った俺の気持ちに果歩は気づいてくれただろうか?
大人とか子供とかそんなの関係ない。
「俺にとって果歩はただ好きになった女。それだけだ」
それが正直な気持ちだった。
それ以外になにがある?
そんなことは考えもしなかったことだ。
目の前にいるのは可愛くて愛しくてどうしようもない女。
俺が恋に落ちたただ一人だけの女。それだけ…
「…うそ……」
「うそ、じゃねぇよ」
「絶対本心じゃないもん」
「どうして……そう思う?」
かたくなに認めようとしない果歩の顔を覗き込む。
今にも泣きだしそうな表情を浮かべる姿を前にして、ドキッと鼓動が速くなる。



