☆★☆(SS完結)


「俺にとってお前はなにより大事な女だよ」



真っ直ぐ見つめ返して微笑んだ。


あえて大人とか子供にはふれず、「大事な女」と言った俺の気持ちに果歩は気づいてくれただろうか?


大人とか子供とかそんなの関係ない。



「俺にとって果歩はただ好きになった女。それだけだ」



それが正直な気持ちだった。


それ以外になにがある?


そんなことは考えもしなかったことだ。


目の前にいるのは可愛くて愛しくてどうしようもない女。


俺が恋に落ちたただ一人だけの女。それだけ…




「…うそ……」


「うそ、じゃねぇよ」


「絶対本心じゃないもん」


「どうして……そう思う?」



かたくなに認めようとしない果歩の顔を覗き込む。


今にも泣きだしそうな表情を浮かべる姿を前にして、ドキッと鼓動が速くなる。