☆★☆(SS完結)


ドサッ。


そのままそこへ果歩を押し倒すと、思いのほか息が上がっている自分に気づく。


ネクタイを緩め、片手で果歩の両手を押さえると、果歩の挑発的な視線が目に入ってくる。



「ったく、あんまり聞きわけねーとこのままここで襲うぞ」


「お、襲えばいいじゃん」



ああ言えばこう言う。


これじゃあ仲直りするどころか、余計仲違いになっていく気がするな。



「果歩」


「何よ」


「帰ってこい」


「えっ」


「お前がいないと何もできないんだよ」



目を見開いた果歩の髪を指ですくう。


たった1日しか顔を見なかっただけなのに、無性に愛しくてたまらないのは俺だけだろうか?