「やだ」 背中に触れた温かいぬくもり。 突然お腹に回された手があまりにも強すぎて 「果……」 「出て行かない」 言葉を失なった。 「ここにいる。緊急なの。医者ならちゃんと責任もって急患ぐらい診てよ」 頭が真っ白になった。 帰ったと思ったらまさかの逆切れ。 まさかの批難。 両腕でギュッと抱きしめられて、俺の体は一歩も動けなくなった。