☆★☆(SS完結)


つーか目の前の彼も、そんな俺の心の内を知ってるはずじゃ……




「全部あなたのためですよ」



やっぱり俺の考えなんて見透かしたような言い方だった。


ふっと笑った瀬名君はどこか吹っ切れた表情で



「大切な人に恩返しをしたいの」



と言った。


それは果歩がこっそり瀬名君に言った言葉のようで


俺に渡した箱を指さしながら、やっぱりにこやかに笑って言った。



「それ、三月の最高傑作ですよ」


「え?」


「昨日絡まれたせいで形はくずれちゃったけど、正真正銘三月があなただけを思って作ったプレゼントです」