やっぱり果歩に会ってちゃんと話したい。
謝りたい。
昨日の俺は果歩の話を聞いてやるどころか、一方的に攻め立てることしかしなかったことに気づき、また酷く落ち込んだ。
責めるよりもっと、それ以前にちゃんと言ってやらなきゃいけないことがあったはずなのに……
その日、最後の患者を見届けた俺はすぐに携帯を耳に当てた。
今日だけでどれぐらいかけただろう果歩の番号。
……だけど、やっぱりうんともすんとも言わない携帯。
軽く気落ちしながらも、めげずに急いで帰る準備をしようとした時だった。
「あの、スミマセン。まだ……いいですか?」
診療室の扉があいて、聞き覚えのある声が俺を呼んだ。
こんな時に、まさかの急患??
焦りつつ、声のした方へと顔を向けるとそこにはなんと
なぜか、昨日の少年がいつの間にか立っていた。



