約束?
「果歩……と?」
俺は初めて言葉を詰まらせた。
「さすがにこれは女同士の友情もかかってるからねぇ。私の口からはやっぱり無理。聞きたいなら直接本人から聞いてちょうだい」
渋い顔をする俺に静香がごめんね。と言って背を向ける。
俺を残し、再び診療室から出て行こうとした瞬間、何かを思い出したようにまた振り返った。
「あ、でもせめてこれだけは言っとくわ」
呟いた静香が俺を見る。
「果歩ちゃん。あんたが思ってるより子供じゃないわよ」
「えっ?」
「ちゃんと成長してる。ものすごくいい女にね」
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