「果歩が?」
「そうよ。泊めてください……。って、それは今にも泣きそうな顔して言うもんだからビックリしちゃったわよ」
「………」
「てっきり予定は順調に進んでるとばかり思ってたからさ」
「は?……予定?」
「あっ!いや、違う!何でもなかった。……えっと、とにかく!果歩ちゃんは今家に居るから安心しなさい」
そそくさと急に診療室を出て行こうとする静香。
突然、なぜか挙動不審になりながら逃げようとする静香の肩を掴み、俺は勢いよく引き寄せた。
「ちょっと待て!」
あやしい。
てか、今のはなんだ。
あからさまにしまった。というような顔をした静香をそう簡単に逃がしはしない。



