「は?何でお前がそれを知ってるんだよ……」



驚いた俺は静香を凝視する。


「さぁ?」


「あ?」


「昨日の夜そんな夢を見たの」


「アホか」



低レベルな答えに俺はすかさず突っ込みをかわす。


バカバカしい……



「アハ。うそうそ。果歩ちゃんから聞いたのよ」


「えっ?果歩から?」


「そう」


「何で?何?果歩から連絡があったのか?」



そう言った俺は思わず立ち上がる。



「ピンポーンと言いたいところだけど不正解。どうしよっかな。……知りたい?」