「今日の陽生は嫌い」
「えっ」
「大っ嫌い!今は一緒にいたくないの!」
本当今日の果歩はどうしちゃったんだろうか?
俺が何したっていうんだ。
『いいから離して』と、いつにもまして冷たい素振りを見せる果歩に、俺は固まったまま言葉を失うばかり。
次の言葉が出てきやしない。
いつものように思考も働きやしない。
一体何なんだ。
どうなってるんだ。
慌てふためく俺の気持ちは完全に空回り状態。
そしてとうとう、俺がほんの少し気を抜いた瞬間
「あ、おい!」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…