その後治療を終えるとすぐ、俺はさっきの警察官から一通りの事情を受けることになった。
つまりはこうだ。
簡単に説明すると、帰宅途中繁華街を2人で歩いてた時に運悪く、柄の悪い3人組に絡まれたとか。
果歩がちょっかいをかけられそうになった所をこの瀬名とかいう少年が体をはって助けたらしい。
そこへ警察官が通りがかり、今に至るっていう訳だ。
「本当にごめん。私のせいで……」
果歩が彼の所に駆け寄り、泣きそうな顔をする。
「別に三月のせいじゃないし、たまたま運が悪かったって言うか、悪いのは全部あいつらだから」
そんな果歩に優しい笑みを作り、頭を撫でる少年。
「でも……」
「いいから、別にそんなに大したことないし、もう謝んなって」
「………」
「ほら、大丈夫だから。な?」



