果歩?
聞き慣れた声に慌てて我に変える。急いで扉を開けた瞬間―…
「お願い助けてっ!」
血相を変えた果歩が中に飛び込んできた。
そしてその後ろには何故か見知らぬ男と…、よく見ると紺色の制服を身にまとった警察官。
………警察??
は?と声を発する間もなくそのまま警察官が俺の前に名乗り出た。
「夜分遅くに失礼します。あなたがこの子の保護者の方ですか?」
「え?」
「西浜警察所ものです。突然ですが至急診てもらいたい患者が一人居るんですが」
そう言って目の前の警察官が少年を抱きかかえながら目を向ける。
「事情は後でお話します。とりあえずこの子を治療室へ」



