☆★☆(SS完結)


やれやれ。


ソファーに持たれながら、一人寂しく目を瞑る。



それから少しして気を取り直した俺は、備え付けの小さな冷蔵庫へと足を向けた。




…さて、今からどうしようか?


帰ってもどうせ一人。



ケーキを買うのはよしとして、はて、果歩はいつ頃帰ってくるんだろうか?


そんなことを考えながら、手にしたコーラを口に含もうとした時



「あ、陽生?」



今さっき帰ったはずの静香から電話がかかり、俺は携帯を耳に当てた。



「ん?どうした?」


「何かね。今急患が来たみたいなの。だいぶ焦った様子で入口に入って行くのが見えたからっ…、えっと、どうしよう?悪いんだけど…」


「あー…分かった。了解。後は俺がやっとくわ。お前は気にせずディナー楽しんで来いよ」


「本当?助かるわ。…じゃあ、後頼んでいいかな?」


「ああ。遠慮なく」



ピッと通話を切ろうとした瞬間、静香が最後に意味深に笑ってこういった。




「お互い素敵なクリスマスになるといいわね。今日はきっととびっきりスイートな日になるんじゃないかしら?

フフ。じゃあね。検討を祈るわ。メリークリスマス」