「ま、まさか!そんなわけ…」
「だったら頑張れるよな?」
じっと見据える俺に果歩が肩をすくませる。
少し厳しいようだが、これも全部果歩のためだ。
果歩にはちゃんと、自分の道を自分の足で歩んで欲しい。
まさにこれが親ごころ、いや、彼ごころってやつなのだろうか?
「果歩?」
切実な俺の思い。
もう一度強く言葉にした瞬間、果歩が観念したように頷いた。
「はぃ、頑張ります……」
「ん?何聞こえな……」
「全力で頑張らせていただきます!」
「女に二言は?」
「ないです!」
そう言って、ぎゅうっと俺の腕を握りしめた果歩にやっと本当の意味で希望の光が見えたような気がした。
ほんと、頼むぞ、おい。



