「……え?、大学、ですか」
「あ、はい、できたらもう一度その辺りをちゃんと見直しながら進路のことを考えてもらいたいと思いまして」
ふ〜ん。
なるほどね。
俺は目の前の成績表を改めて手に取ってみる。
「今の成績だと受かる可能性は半々ってわけですか」
「えぇ、そうなりますかね。ここはもともと競争率も高いですし」
ま、そうだろうな。
ここは毎年競争率が高いって有名な所だ。
それにこの成績からして、この担任の言ってることは妥当だろう。
俺が見てもきっと同じことを思ったのかもしれない。
でも……
思わずチラッと果歩を見ると、やっぱりしゅんと罰が悪そうに俯いていた。
「………」
……やれやれ。



