あー…マジ焦るな、これ。
一気に10才ぐらい歳をとった気分だ。
ったく、これじゃあいくつ心臓があっても足りやしねぇ…
「あ、それと最後にもう一つ」
「え?」
ホッと肩の力を抜いたのもつかの間。
再び真剣な面持ちで言葉を向けられた俺は、またしてもビクッと体を強張らせた。
「……まだ、何かあるんですか?」
「あ、はい実は、三月さんが志望されてる大学のことで少し…」
担任はそう言って、今度はB5サイズぐらいの白い紙を俺達の目の前に差し出した。
「これ、なんですけど…」
「………」
見ると、それは果歩の1学期の成績が事細かに書かれたものだった。
「これが何か?」
「えっと、こちらも大変申し上げにくいんですけど、この成績だと現在志望されてる大学に行くのは少しばかり難しいかと」



