果歩が眠ったのを見届けたあと、俺はキッチンへと足を向けた。
食器を洗い、残ったケーキを冷蔵庫にしまおうとしたところでハッと動きが止まる。
『陽生へ』
そんなメッセージカードと一緒に目に飛び込んできた赤い箱。
見るとそれは可愛らしくラッピングがされた30センチぐらいの箱で。
「何だ?」
さっき見た時はこんなものはなかったのに。
ビックリして手に取った瞬間、ハラリとメッセージカードが床に滑り落ちた。
『陽生へ
メリークリスマス。
これ使ってお仕事頑張って。
これで沢山の人を助けてあげてね。
いつも真剣に患者さんに向き合う陽生が悔しいけど……好き。
これからもそんなあなたでいてほしい』



