☆★☆(SS完結)


果歩が眠ったのを見届けたあと、俺はキッチンへと足を向けた。


食器を洗い、残ったケーキを冷蔵庫にしまおうとしたところでハッと動きが止まる。



『陽生へ』



そんなメッセージカードと一緒に目に飛び込んできた赤い箱。


見るとそれは可愛らしくラッピングがされた30センチぐらいの箱で。



「何だ?」



さっき見た時はこんなものはなかったのに。


ビックリして手に取った瞬間、ハラリとメッセージカードが床に滑り落ちた。



『陽生へ

メリークリスマス。

これ使ってお仕事頑張って。

これで沢山の人を助けてあげてね。

いつも真剣に患者さんに向き合う陽生が悔しいけど……好き。

これからもそんなあなたでいてほしい』