先輩が男嫌いなのは、知ってたはずだ。 けど、あれ程までとは…な。 こんなんで、本番バトンパス出来んのか? などと心配になった俺は、昼休みに3年の本多先輩の所に行くことにした。 「すみません。大事な昼休みに…」 「いいのよ、別に。で、相談って何?」 「春瀬先輩の事なんですけど…」 「ちひろ?まさか、あいつまた、サボってんの?」 春瀬先輩の名前だしたとたん、何も言ってないのに… サボってるって決めつけてるよ…。 春瀬先輩って…。