ガチャッ……。 「結構、風すごいですね。」 「確かにそうだね。」 さっきは、こんなに風吹いてなかった気がするのに。 そういえば、太陽。 どうしたかな? 勝手に飛び出したから、怒ったかな? 太陽に限ってそんかことないか……。 「先輩!」 「ん?」 「俺、先輩に話したいことがあるんです。」 「あたしもあるの。聞いてほしいこと。」 会話が一旦終わり、あたりには風のなびく音しか聞こえない。