「とりあえず、教室に帰ろ。
太陽が心配してるし。」

「うん。」


二人で屋上を後にした。

それにしても、かなこも
ちひろに協力させるなんて、
大したもんだわ。
侮れんな。




「ごめんね。太陽心配かけて。」

「え?俺、これぽっちも心配してないけど。」

「えぇ~。心配してよ。」


とか、言いながらいつものちひろに戻っていた。

ほっとした半面、

少し、かなこと言う人物を調べる必要があるみたいね。

と思っていた。