始めは、対したことなかった。 でも…―――。 ちひろに対するイジメは日に日に酷くなった。 「誰の仕業なんだろうね」 そう言いながら、ちひろは私の前では、 明るく振る舞っていた。 陰でひっそり泣いてる なんて私には 想像できなかった。 ちひろは、強いヤツだと勝手に思いこんでいたから…。