あれから何週間か過ぎた
爽君とはあれからしゃべってないし目も合わさない
てか合ってもすぐ目反らされちゃうし


てかやっぱり避けられてる
朝もあたしとは時間をずらして学校行ってるみたいだし


「…ゆ…ゆみ…由美!!」


ハッ


「なっ…何琴音?」


ヤバッまた考えてたし
あたし暇があれば絶対爽君のこと考えてる気がする…


「何?じゃない!!ここ何週間毎日ボーッってしてるし話しても上の空だし絶対爽君となんか合ったでしょ!!?」


さっさすが!!琴音あたしの考えてることはお見通しですか



あたしは何週間前の出来事を琴音に話した
今でも前の出来事は鮮明に覚えてる




…あんな爽君…初めてみた
あたし本当に爽君ともう話せないのかな?ずっと目も合わせず話さないのかな?




「…そっかそんなことあったんだ…でもそれは完全に由美が悪い!!由美の意地っ張りか照れ隠しか分かんないけど完全に爽君は傷ついてるよ!!」



「分かってるよ爽君が傷ついてることぐらい。何回も爽君に謝りに行こうとした…だけど爽君あたしと会っても目も合わさないし合ってもすぐ反らせるの」



そう、あたしは何回も爽君に謝りに行こうとした
だけどことごとく爽君はあたしと関わりたくないみたい…



「まぁそうなるよだって好きな子にあんだけ言われたらムカつくし傷つくし心はズタズタよ」



心はズタズタか…
本当あたしバカだよ
勢い任せにあんな酷いこと言って



って気づいた時には爽君
最初物凄く辛い顔してた
今にも泣きそうなそんなかんじの顔してた




「……よし!!こうなったらあたしに任せなさい!!」



…はっ?



「いっ一体なにする気?」


あたしは琴音の自信満々な顔に少しビックリした



「まっあたしに任せなさい!!由美は爽君に謝る練習でもして待ってなさい!!」




なっ何する気ですか?琴音さん凄い自信満々ですよー
なんか顔も怖いしー


とは言えないけど


あたしは頭の中で琴音に言われた通り何回も心の中で謝る練習をした