爽君が・・・今壁目掛けて勢いよく拳ふってそれで・・・

パラパラララ

壁から破片が落ちる

ハッ

「ちょっな・・・にやって・・・」

爽君の手からは血が大量に出ていた

あたしは言葉がでなかった
こんな爽君見たことなくて怖かった


「そんなに嫌いなら・・・もう関わらねぇよ一生俺の前に現れんな」


爽君はそう言ってあたしの前から姿を消した


ふらふら〜

あたしは腰が抜けた


何・・・なにが起きたの今・・・爽君が・・・拳で・・・血でそれで関わらねぇって・・・言ってそれで・・・


「・・・〜っわぁぁぁぁぁっ」


あたしは泣いた


あたしがあんなこと言わなかったら・・・言わなかったら・・こんなことにならなかったのに・・・

「くっ・・・ふぁ・・・えっく・・あぁっ」


あたしは声を押し殺して泣いた泣いて泣いて泣きまくった






















「・・・あれいつの間にあたしの部屋にいたんだろ・・・」

いつの間にかあたしはベッドの上にいた


あれからあたしは記憶が曖昧でどうやって帰ったか覚えてない・・・


「・・・っ」

また涙がでてきた
どんだけ泣けば気が済むんだろ・・・

「くっ・・・あぁっ・・・ふ・・・」

もう本当にこれで終わりなの?もう一生関われないの?本当に一生爽君と関わらないで過ごすの?


「・・・っ・・・たっ・・・たいられないよ〜わぁぁぁぁぁん・・・」


たいられる訳無いよ・・・大嫌いなんて嘘あたし爽君が好き・・・
爽君ゴメン本当にゴメン
あたしが素直にならないばっかりにこんなことになっちゃって・・・本当ごめんなさい


あたしは心の中で爽君に何回も謝った



本当にごめんね・・・・素直になるから・・・お願い



関わらないなんて言わないで