なっ!?あたしは真剣に考えて・・爽君に告白しようって決めたのにっ!!なのになんなのその言い方っ!!腹立った!!

「なんなのそれ!?ムカついたからキスしたの!!?ふざけんなっ!!人のキス何だと思ってんの!!あたしは好きな人とキスがしたかったのに爽君いつも無理矢理あたしにキスしてばっかじゃん!!さいっていっ!!」

ムカつくムカつくムカつく!!なんだと思ってんの!!人のキスをムカつくからキス!?なんなのそれ!!それしていいわけ!?

あたしは頭に血が上って沸騰寸前だ

「人のキス!?そんなのどうでもいいねしたいからすんのに理由なんてないね!!それにそんなこと由美言ってるけど受け入れてんじゃん俺のキス。そんなこと言って言い訳?」

爽君はあたしを睨みながら言った

うっ受け入れてなんかない!!何勘違いしてんのアイツ!!


「馬鹿じゃんっ受け入れてなんかない!!いつも無理矢理で横暴なキス受け入れる訳無いじゃん!!何勘違いしてんの?勘違いするほど馬鹿なんだ、フーン」

あたしは少し不適な笑みをした


「かっ勘違いなわけないね!!受け入れてたね!!てか由美本当は俺のこともう好きになってんじゃねぇの!?だから言い訳みたいなこと言ってんだそりゃそうだよねあんだけ惚れないって言っといて惚れてたら俺の思うツボだぜっ?」


なっ何コイツ!!自惚れてんじゃねぇよ!!俺に惚れただ!?
ふざけないでよっあたしが馬鹿だったこんな奴に惚れたあたしが馬鹿だった!!好きじゃねぇよもうあんたなんか!

「ふっふざけんなっ誰があんたなんか惚れるか!!あたしが好きなのは繊細で誠実な人なの!!爽君なんてタイプじゃないの!!爽君なんて大嫌いでしかないんだから!!」

ハァハァハァハァ

ハッ

あたし今なんて・・・大嫌いって・・・


あたしは勢い余って最低なことを口走ってしまった


あたしは恐る恐る爽君の顔を見た

ゾク


あたしが見た爽君は何にも考えていないような冷酷な冷たい顔だった


何これ・・・本当爽君?


ドンッ!!!!


ビクッ


爽君は壁目掛けて勢いよく拳をふった


何・・・何が起きてんの?