「馬鹿?」 繰り返し言うと、 晃は苦笑いしながら言った。 「好きじゃないなら別れろ」 「なんでだよ」 「同情やら一時のノリで 付き合われたやつの気持ち考えろよ」 だんだん真顔になる双子。 「…。」 「付き合うなら好きでいろ。」 晃は夕飯いく、と呟き 部屋を静かに出ていった。