その日の放課後、 チャイムと同時に智子がやってきた。 「瑞季ぃ♪今日行くよね?」 「え?」 智子はおもむろに携帯を開いて見せた。 「塾メンの入学祝いパーティーじゃん♪」 メール画面には、綺麗に デコレーションされた招待メール が写っていた。 「瑞季のとこも来たでしょ?」 「う…うん」