honey*bitter~赤い車の秘密





「学校でなんか、あったの?」

心配そうに問いかけながら、
アイスを目一杯すくったスプーンをあたしの口元へ運ぶ。


それをぱくっと口にふくむと、
ふわっと、優しいいちごの味が広がった。




気づかれちゃう、俊介は大人だから。


でも、だからこそ、こんなこと言いたくなくって。


出かけた言葉をぐっと飲み込んで、



「ううん♪」


って満面の笑みで笑って見せた。


俊介は、
『そっか』って頭を撫でて、
くだらない話をいっぱいしてくれた。






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